主にFAIRY TAILの二次小説とオリジナル小説を書いているブログです。CP要素が含まれておりますので、苦手な方はご注意ください。
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エルザがついた頃には、ナツはとっくについていた。
それどころか、なにやら妙な事をしていたのだ。
「うらあぁぁっっ!!」
ガツンッ。
「壊れろぉぉぉっ!!」
ガコォンッ。
「ナ、ナツ・・・まさか・・」
「遅ぇぞっ、エルザぁぁっ!!」
ガコン。ガツン。
「術式を・・・破ろうと・・・」
エルザが、小さくため息をつく。
「何してんだよエルザ!早くこれ斬れよ!」
まさか、本気でこんな事をしてるんじゃ・・・
「この阿呆がっ!!ラクサスとの戦いで何を学んだんだっ!」
「学んでねぇのはどっちだよ!」
「え・・・?」
驚いて突っ立っていると、術式の壁に文字が出てきたのだ。
『この術式を破れる者は 関係者と 馬鹿正直 のみ』
「・・・・・・・」
「なっ?馬鹿みてぇに頭つついてたら、破れるんじゃねぇか?だからエルザも・・・」
「阿呆がーーーっ!!」
バキッ。
「あだっ!な、なんで・・・」
「こんなの、一種のジョークに決まっているだろう!?くだらない事をしてないで、さっさと裏に回るぞ!」
「・・・ジョーク?そうか、それだ!」
「?」
エルザが怪訝な顔をしていると、
「まあ任せろ!オレが何とかしてやるぞ!」
だーっと全速力でナツが走っていく。
「・・・いや、不安だ・・」
エルザはポツリと呟くのであった。

「ああもう・・・皆いないし・・」
「大丈夫だよ、ルーシィ。オイラの翼があるんだから、すぐに追いつけるよ」
ルーシィとハッピーだけが出遅れてしまったのだ。
「・・・間に合うといいけど・・」
「・・・・・だから大丈夫だって。それより、どうやってジェラールを助けるのかなあ?」
「うーん・・・」
そう言われればそうだ。
ナツやエルザたちなら何とかなるかもしれないが、簡単に中に入れるとは思えない。
「大体、あたし達じゃ戦力にならないわよ。どうすればいいんだろう」
「だから、他の事に役立つ事を考えなきゃ」
「他の事って言っても・・・」
何があるのか。
・・・その結論は、すぐに浮かんだ。
「あ、分かった」
「え!?」
「ハッピー・・・」
ごにょごにょごにょ。
「・・・そっか!」
「じゃ、行くわよハッピー!」
「あいさ!」


実は、ナツやエルザがつくより先にグレイとジュビアは辿り着いていた。
そして、ジュビアの「水流斬破(ウォータースライサー)」で裏門を破り、中へ潜入したのだ。
しかしそこで、第二の関門が彼らを待ち受けていた。
「な、なんだ!?」
「これは・・・」
高い、壁。
・・・そう錯覚するかと思うほど、処刑場所は遥か上にあった。
「くそっ、手間掛けやがって!・・アイスメイク・・・」
「待って、グレイ様!」
「あ?」
「これを・・・」
ジュビアが指差した先に、いたのは・・・・
「・・・貴様はもしや、六魔将軍討伐のときにいた奴か!?どうやって入ってきた!?
 隣にいる女も貴様の仲間か!?」
「お前は確か・・・ラハール!?」
あの・・・ジェラールを連行した張本人。
「・・・評議員が・・なんでここに・・」
ラハールの話は、ジュビアも以前聞いていた。
「・・・くそっ、ジェラールを奪いにきたのか!?」
「さっさとジェラールを渡せよ!あいつはオレ達の仲間だ!」
それを無視して、ラハールは背後にいた兵達に呼びかけた。
「・・・不法侵入及び、業務執行妨害の罪だ!捕らえろ!」
「ごちゃごちゃうるせぇよ!・・ジュビア、やるぞ!」
「はいっ!」
それを合図に、2人が走り出す。
(兵は相当いるな・・・一気に片付けねえと、時間がねぇ!)
「アイスメイク・フロア!」
これで、大体の数は片付けられた。
あとは、ジュビアが止めを刺せばいいのだ。
「ウォータースライサー!」
この一撃でラハールも一緒にやられるはず。
・・・だったのだが。
「・・・消、えた?」
「なっ!?」
いたはずのラハールが・・・いない。

そして、2人の真上にラハールがいる事に気付いたときには・・・もう防ぐ術がなかった。



続く
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【2010/09/21 18:37】 | FT二次小説
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