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「クポポポポー」
・・・モーグリの森のモーグリは、夜になっても騒いでいるのだろうか。
『レイルさんを必要としている人は、たくさんいるはずなのです』
リルキィの言葉が、まだ耳に残っている。
(・・・・俺もそう思ったときはあった・・・)
でも。
クァイスだけじゃない。
アルテアやベル、アミダテリオンやバイガリにだって迷惑をかけた。
・・・そして、自分のせいで命を落とした人もいた。
もちろん、このままとどまっているつもりはない。
(・・なんとか、しなければ・・・)
レイルは手を強く握った。


「・・・はあ」
(どこにいんのよ、レイル・・・!)
もう大陸の外に出てしまったのだろうか。
「・・・疲れたあ」
そうつぶやいた時、部屋のドアがノックされた。
「・・・どちらさまですかぁ」
「私です」
芯のしっかりとした、丁寧な声が聞こえてきた。
「あ、アルテア王女ぉ?どうぞぉ」
彼女はだるそうに返事をした。
「こんばんは、ベル。お疲れのようですね」
アルテアがそう言うと、ベルは勢いよく起き上がった。
「だって、どんなに探してもどこにもいないのよ!?世界の果てまで行かなきゃいないみたいよ!?
 私はイモ○じゃねぇっつうの」
「・・・えっと。何でそこでイ○トさんが出てくるんでしょうか・・・」
関係ないと思うんですけど、とアルテアが戸惑いながら言った。
「あーッ、もうッ!!何でそこまで徹底してんのよ!?イライラする!!」
ベルは近くにあったテーブルをバン、とたたいた。
「お、落ち着いてくださいベル。深呼吸、深呼吸」
アルテアはあわててベルを力づくで抑えた。
その時、ドアの向こうから声が聞こえた。
「・・・俺だ!ちょっといいか!?」
相当息を切らせている。
「なによ!!いくらなんだって、ノックぐらいしなさいよ!!」
「と、とりあえずどうぞ」
またあわててアルテアが返事をした。

「で、クァイス。どうだったのよ?」
「・・・ああ。やはり、忘れられた森のモルボルを倒したのはあいつだ。
 一緒にいたクラヴァットの少女が見ていたから、間違いない」
「・・・クラヴァットの少女ぉ~?誰なのよそれ。怪しい奴じゃないの?」
「いや、そうじゃない。その少女も、昨日レイルと共に行動していた女を捜しているらしい。
 だから、互いに情報交換することにした」
「へえ~。すごい偶然じゃない」
「ああ。忘れられた森に行ってみてよかった。ユークの装置のおかげで早く来れたしな」
「・・・ああ、ユークが新しく開発した装置ってやつか。新聞もこぞってたくさん載せてたね~。
 ま、あたしだったらもっと売れる情報を探すけどね」
「・・・とにかく、明日はその少女と一緒にモーグリの森周辺を捜索する。
 昨日の事からして、ユークギルドにいる可能性が高い」
それを聞いて、アルテアが口を挟んだ。
「・・・・わかりました。私は明日、少し用事があるので遅れていくことになりますが、よろしいですか?」
「ええ。とりあえず来て下されば」
クァイスが答える。
「あたしも。シドにヘリ借りてこなくちゃ」
「例の装置を使えばいいだろ」
「・・・・・ついでに、シドも一応呼んでくんのよ」
(・・・なんで呼んでくる必要があるんだ・・・?)
と、クァイスは疑問に思ったのだった。


「リルキィ、レイルのところにいることは確かなんだけどねー」
クラヴァットの少女は、ヘリの運転をしながら話した。
「・・・はあ。ろくに家にも帰れないな」
ユークの青年はため息をつきながら言った。
「・・・家っていっても、気球だけどね」
「・・・じゃ、今日は大ギルドに泊まるの、くりす?」
セルキーの少女が聞いた。
「うん。あそこならヘリも止められるし」
「しっかし、急にリルキィどうしたんだ?」
「置き手紙だけ残すし」
「・・・あれは手紙なのか?」
手紙というよりメモというか、紙の切れ端というか・・・。
「・・・いやー、やっぱりジュンアイってすごいね」
「変なこというな!!」
くりすとユークはつっこんだ。


「・・・やっぱり装置を使えばあっという間ですー」
リルキィとレイルは、修道院まで来た。
とりあえず、そこからユークギルドへ行く事にしたのだ。
もし、全ギルドが捜査されていたら捕まってしまうので、とりあえず修道院で様子を見ることにしたのだ。

・・・そう。
リルキィはこう見えて勘がいい。
「・・・ってこう見えてってどういうことですか!?
 ていうか、なに勝手にナレーションしてるですか!!」
「別にいいだろ。暇だし」
レイルは耳をふさぎながら答えた。
「暇って、自分はそりゃそうですよ!!連れてってもらってるだけですから!!」
「・・・装置運び終わった後、俺を散々振り回したのは誰だっけ?」
「・・・ぐ」
二人が言い合いをしているうちに、つり橋を渡り終わった。
「・・・じゃ、モーグリに手紙を配達させるか」


このあと、ある人物が二人を待ち受けている事など、二人は知る由もなかった・・・。



続く 
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【2010/04/09 20:02】 | FFCC二次小説
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