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時計の秒針が動く音、カリカリとシャープペンで文字が書き付けられる音。
静かな部屋に、その2つの音だけが響く。
ライトのついた勉強机では、1人の少女と青年が座っていた。

「・・・・じゃあ、今日はここまでだ」
ピピピピ、という電子音が鳴るのと同時に、青年が教科書を閉じる。

彼は、少女・・エルザの従兄、ジェラールだ。
エルザが受験生だからと、毎日こうして家庭教師として来てもらっている。
ちなみに、ジェラールの方がエルザより1歳年上だ。

「毎日、私に付き合わせてすまないな」
「別に大丈夫だよ。どうせ近所だし、平日は親もいないから1人だし、暇だし」
「・・・ありがとう」
エルザは照れながら礼を言うと、目を伏せた。
しばしの沈黙の後、次にジェラールが口を開く。
「・・・そういえば・・エルザ、この前のテストの成績はどうだった?」
無言で、テストを保管しているファイルを取り出し、ジェラールに渡すエルザ。
さっと目を通すと、ジェラールはエルザに向かって微笑みかけた。
「良い点を取れてるな」
「ジェラールのお陰だ」
「いや、元々お前の頭が良いからだろう」
「そ・・そんな事・・・」
褒められたエルザの頬がまた熱くなってきたので、彼女は焦って話題を変えた。
「き、今日は、随分早く終わらせたんだな」

時計を見ると、まだ夜の9時。
いつもなら、早くても10時くらいまで勉強する筈だ。

「ああ。・・・エルザ、ちゃんと授業は受けてるんだろ?」
急にジェラールの雰囲気が変わったので、エルザは戸惑う。
「も、もちろんだ。先生の話もちゃんと聞いてるし」
「そうか。だったら、特別授業を受けてみたいと思わないか?」
「と・・特別授業?」
ジェラールはエルザの問いには答えず、不敵な笑みを浮かべた。

そして、エルザをベッドに押し倒す。
「・・・なっ・・?」

「授業で教わらない事、教えてやるよ」

制服のままだった彼は、ネクタイをしゅるりと解きながら言った。
直後に、エルザの唇に熱い物が触れる。
「な、なな・・・」
「キスくらいで動揺すんなよ。まだまだこれからなんだからな」

今夜は今迄で一番長い夜になりそうだと、エルザは思った。



終わり
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【2011/05/22 16:10】 | FT二次小説
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