主にFAIRY TAILの二次小説とオリジナル小説を書いているブログです。CP要素が含まれておりますので、苦手な方はご注意ください。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「・・・レイル!?レイルですか!?」
向こうにいいるユーク族らしき者たちから、おおっと声が上がった。
「・・・いったいどうしたんだ!?」
レイルがそう叫ぶと、ユーク族の一人が答えた。
「あいすさんが、向こうへ行ったまま戻ってこないんです・・・!」
ユークが指差した方を見ると、そこは年中強風がふいていることで有名な道だった。
「・・・って、この吹雪の中ですか!?ただでさえ風が強いのに」
リルキィが驚くと、ユークが困ったように言った。
「えっと、霊泉の波動を乱すものが向こうから近づいてるって・・・」
「だからって行くか!?くそっ、追いかけるぞ」
レイルはそう言って下の道のほうへ下りていった。
「・・・・ちょ、ちょっと待ってです~」
リルキィもあわてて駆け下りていった。

「はあ、はあ・・・・あいすさーん・・・!?」
リルキィが叫んだ瞬間、突然現れた闇の中へ落ちていった。
・・・・・落とし穴。
レイルがそう認識した時には、彼も暗闇へ落ちていった。


「・・・くそっ、逃げられたか!?」
クァイスたちは、モーグリの森で捜索をしていた。
「・・・もうっ!!どこにいんのよ!?隠れてないで出てきなさいよ!!」
ベルがそう叫んだ時、近くにいたセルキーの男性から声がかかった。
「マスター!!緊急事態ですよ!!」
すぐに反応したクァイスが答えた。
「どうした!?」
セルキーが息を切らせながら走ってきて、こう言った。
「捜索している者たちが、修道院の落とし穴に落ちたって・・・!」
・・・・・・・・落とし穴?
一瞬沈黙が流れた。
「・・・はあ?今時、落とし穴・・・?」
ずいぶん古風だな、というような顔だ。
「・・・ブッ・・あはははは!!落とし穴ぁ!?
 な、何それ!!すごく笑え・・・・あだっ」
ベルは笑い転げていたが、後から来たアルテアに制止された。強く小突かれたようだ。
「・・・とりあえず、修道院まで行って確認を取りましょう」
アルテアがそういって、3人は装置へ向かった。


「・・・・・・早くっっ!!」
「まだ着かないのか!?」
ゆうくとセルティにせかされながら、くりすは必死にヘリの運転をしていた。
「ちょ、本当に待ってよ・・・。これがギリギリのスピードなんだから・・・!」
「・・・まさか、落とし穴なんてな・・・。・・今時」
「とにかく、ギルドの人に聞けてよかったよ。ちょうどギルドを捜索してたし」
必死に目を凝らして運転しながら、くりすが答えた。
「『あいす』さんも行方不明なんでしょ?」
「うん・・・なんか心配だね」
くりすがそういったとき、修道院が見えた。
「・・おい、見えたぞ!」
セルティは、修道院のほうを見て顔をしかめた。
「・・・何あれ・・・。変な赤い円があるよ・・・。光ってる。ブキミな色だね」
セルティの見ている方角を見て、くりすも顔をしかめた。
「本当だ。・・・ユークたちは気づいていないのかな?」
「・・・・・ユークたちの様子も変だぞ」
くりすたちは、急いで大雪原の洞穴にヘリを止めると、修道院へ向かっていった・・・。


「・・・なんだここは」
洞窟のような場所だ。
辺りにはいくつもの黄色い明かりがついている。
そして中央には・・・・
「・・・あいすさん・・・?」
「・・・・・・」
あいすは無言だった。
あいすの周りには、不気味な赤い光が取り巻いている。
「あいす・・・」
レイルがそう言いかけた時、赤い光が洞窟全体を取り巻き始めた。
あの黄色い光も、すでに赤く光り始めている。
「ほぎゃ!?」
リルキィが混乱している。
「・・・リルキィ、落ちつけ」
「で、でも・・・・」
「・・・こいつはあいすじゃない」
「・・・え?」
そう話している間に、洞窟の赤い光はどんどん強くなってきている。
「外見はあいすだが・・・・、中身はおそらく違う人物だ」
「ええええええええ!?」
リルキィはますます混乱してきたらしい。
しばらくぴょんぴょん飛び跳ねていたが、やがて動きを止めた。
「・・・・ん?」
レイルが上を向いた。
「・・・・洞窟が・・・!?」
崩れ始めている。
「・・・・チッ」
あいす・・・・の姿をした者は舌打ちをすると、一瞬にして消えた。

「・・・なんだったですか・・・」
リルキィはそうつぶやいたが、すぐに辺りをきょろきょろと見回した。
「・・・あれ!?レイルさんがいないです!!」
あわてて走り出した時、リルキィは立ち止まった。
「・・・・・はわ?」
洞窟が急に青く光り始めた。
あの赤く光っていた明かりもだ。
「・・・レイルさんっ!?」
リルキィはますます慌てて走った。

・・・・・赤い光は、邪なるもの。

・・・・・青い光は、聖なるもの。

「!?」
何かの声が聞こえる。

・・・・・黄色い光は・・・

・・・・キ・・シ・・ウ・・・

「・・・聞こえないですー」
もうこの洞窟は崩れ落ちそうだ。
早く脱出しなければ。
・・・しかし、肝心な出口が見つからない。
そう焦っていた時、立ち止まっているレイルを見つけた。
「・・・レイルさん・・?」
リルキィが首をかしげた。

・・・動かないのだ。

立ったまま。

・・・まるで、死んだように・・・。

「レイルさん!?」



続く
スポンサーサイト

【2010/04/17 16:25】 | FFCC二次小説
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。