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包帯だらけで毛布を2枚・・・いや、それ以上かけられ眠っていた自分。
そして、向こうでは肉やら魚やら野菜やらを調理しているエルザ。
しかも、テーブルの上には何故か酒と炎と服とお菓子、そして鉄。
これから何をするのか一目で分かる。
(・・・パーティか何かかっ!?)
彼がそう思った時。
「エルザー、お待たせー!」
「ぐおぉぉぉ、も、もう食えね・・・ムニャムニャ・・zzz」
「まだ食ってねぇだろお前っ!!あといい加減起きろよ!!」
「グ、グレイ様・・・、町のど真ん中で脱ぐとか大胆すぎると思う・・・!」
「・・・おい、ネコ!掴むんじゃねぇっ!!」
「え?だってガジル、疲れてたみたいだし」
「わぁぁ、見てシャルル!エルザさんの部屋、すごく可愛いよー」
「ウェンディ・・・興奮しすぎだからっ!!」
「あたしも、エルザの部屋入るの初めてだなあ。ルーちゃんの部屋は入った事あるけど」
ざっと見て9人ぐらいか。
その中には、見たことない顔もあった。
「ジェラールどこだっ!?」
部屋に入るなりナツが起き出し、自分を探している。
こちらを向いたナツが、自分に気が付いたらしい。
「ジェラールっ!!包帯すげぇな!てか火出してくれ」
出してくれよー、と彼は自分の体を揺さぶる。
「こら、ナツ!ジェラールが熱を出したらどうするんだ!!」
「・・・エルザ・・過保護すぎ・・・」


つまりは、打ち上げのようなものらしい。
皆、好き放題やり放題で騒ぎまくっている。
ジェラールは皆の輪のやや外にいたが、エルザが輪を抜けて隣に座った。
「ん、このケーキなかなかいけるな。お前も食べてみろ、美味いぞ」
嬉しそうに口をもごもごさせている。
つい自分まで笑ってしまう。
「・・・・ん?何がおかしいんだ」
「・・・エルザ・・、頬にクリーム付いてる」
「・・・!!ど、どこだ!?どこに付いているんだ!?」
「ここだって」
彼はゆっくりと、彼女の頬に手を伸ばす。
「・・・ど、どうも・・・」
クリームを取ってもらったエルザが、こほんと咳払いをして話し出す。
「あ、あのな。・・・・・『妖精の尻尾』に、入らないか?」
「・・・・オレが!?」
「あ、ああ。わ、私はな・・・」
うつむいていた彼女の顔が、ゆっくりと上がる。
「・・・お前と、ずっと一緒に居たいんだ・・」
(・・・・エルザ・・・)
「・・・オレも・・、俺もエルザとずっと一緒に居たい。それに・・」
「・・・?」
「それに、今度こそ・・・お前を守りたい」
『絶対、守るから・・・。何があっても、エルザの事だけは、守るから・・・』
あの時、約束を守れなかった自分。
今度こそ・・・、今度こそ、守る為に。
彼女は、にっこりと微笑むと、こう言った。
「・・・もう一度、一から始めよう」
そう、ゼロからじゃない。
一から、何もかも始めるんだ。
8年間の空白を埋めるように。
「・・・・ああ」
彼もゆっくりとうなずく。

2人は互いの手を取り、大切な仲間達の元へと向かった・・・。



終わり
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【2010/10/11 17:31】 | FT二次小説
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