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「・・・よっし、朝ごはん食べるかぁ。ジーク、トーストでいいよね?」
「そうだな・・・。出来れば目玉焼きも付けてくれ」
「図々しくなったよね、本当に」
「お 前 が 言 う な っ !!」

・・・・しばらくして。
もしゃもしゃもしゃもしゃ。
「・・・そーいえばさ、最近ジークの魔法見てないんだけど」
唐突に彼女が話を切り出す。
「・・・見てどうするんだよ」
「だから、久しぶりに見たいだけだって。見せてよ」
本当にお前、図々しくなったな。
「・・・分かったよ。じゃあ、どこか人目に付かなくて広い所で」
「・・・・さっきの公園は?」
「そうするか。・・・・っておい!?」
「ん?そうと決まったらここは昼寝でしょ?」
「まだ朝の8時だぞ!?てか言い出したのはお前なんだから、」
「・・・くかぁー」
「・・・・・・」
本気で寝るつもりなのか。
(まあ、こいつも疲れているんだろう。少しぐらいなら・・・・)
「・・・んー、オレンジをあと2個くれ・・・zzz」
「・・・・・・・・」


「・・・ふーん。剣って、こうやって使うんだ・・・」
とりあえずブンブンと振ってみる。
まだ幼いニナにとって、それは少し手ごたえのある物だった。
「いや、オレもそんなに上手くないけど」
「・・・でも、使い方が分かっただけでも良かったなって。ありがと、ジェラール」
「あ、ああ」
「・・・ニナに剣なんて教えてどうするんだよ」
呆れるように呟いたのはジークレイン。
「いいんじゃないか?別に役に立たないって訳でもないし」
「・・・役に立たないほうが良いと思うけどな」
それでもニナは嬉しそうだ。
「・・・良かったな」
ジークレインが笑うと、
「うん」
彼女もにっこりと・・・満面の笑みで微笑んだ。

ニナと出会って、一週間が経とうとしている。
彼女に教わった事はたくさんあった。
例えば、
「見て、この魔法!鍵で何か呼び出してるでしょ?これ、『星霊魔法』って言うんだって」
「色んな星霊がいるんだな」
「ていうかこれ可愛い・・・」
ニナがぼそっと呟く。
「「そこかいっ!!」」
タイミングばっちりで突っ込む双子。
・・・こんな風に、本で魔法について教わる事もたくさんあった。
というより、魔法についての事がほとんど、と言った方がいいかもしれない。
「ほら、この『換装』とかかっこいいよね!特にこの剣も・・・」
彼女は特に『剣』になるとはしゃぐようになってしまった。
「・・・お前が余計な事教えるから・・・」
「う・・・すまん」

「はい、お弁当」
ニナは2人に小さな包みを差し出した。
「これ、ニナが作ったのか」
「お、美味しそうだな」
「じゃ、食べよ。いただきまーす」
彼女はすっかり2人と打ち解けていた。
2人といると、心が温かくなってくるのだ。
それは、ジークレインとジェラールも同じだった。
(こんな時間が、ずっと続けばいいのに・・・)
3人はそう思っていた。

だが・・・幸福な時間は、そう長く続かなかった。



続く
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【2010/10/23 22:04】 | FT二次小説
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