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ジークレインが辿り着いた所、それは・・・・
「『暗殺ギルド・髑髏会』?」
名前は聞いた事があったが、まさかそこに自分が訪れる事になるとは思ってもみなかった。
(・・・中に入ってみるしか、ないか・・)

ギィィ。
古めかしい扉をきしませながら開く。
その瞬間、ギルドの中に戦慄が走った。
なぜならジークレインは(新人とはいえ)評議員だからだ。
ここは一応闇ギルドだ。
皆、評議員に居場所が見つかったのかと不安そうな顔をしている。
「・・・あなた、名前は?」
着物を着た女性が、最初に話しかけてきた。
「・・・・ジークレインだ」
少し迷ったが、やはり本名を名乗っておく事にした。
「ジークレインはんと言うのどすか。・・・今日は、何故ここに?」
京都弁(多分)で喋る女性らしい。
「・・・たまたま、たどり着いた」
その言葉に皆が驚いている。
「・・・・ジークはん、あなた評議員のはずでしょう?何故そんな事になったのか、不思議どすなぁ」
遠回しには言っているが、つまりは詳しく話せと言う事か。
・・・困った。
ここであの事を話してもいいのだろうか。
黙っている事で不審に思ったのか、女性が自分の顔色を疑っている。
(話すしか道は無いようだな・・・)
一か八かだ。
「・・・それは、・・・・」

話し終えると、女性の口から思わぬ言葉を告げられた。
「・・・じゃあ、その仕事・・引き受けさせてもらいますわ」
「し、仕事?」
「ええ。・・・・そのジェラールはんを、止めればいいのでしょ?」
止めるって、まさか・・・
「ジェラールを、殺す・・のか?」
「お望みならば。うちは暗殺ギルドですから」
そんな事、望む訳がない。
オレは、ただ・・・
「・・・分かりました。うちらがスパイを引き受けます」
「スパイ?ジェラールの所へ?」
「そう。・・・何か情報があるかは保障しませんけど。それでよろしいのなら」
「・・・・じゃあ、よろしく頼む」
「かしこまりました。ただし、それには交換条件が必要どす」
「交換条件・・・?」
「そうどすなぁ・・。・・・・今、暗殺ギルドには人が足りない。だからもしこの仕事が成功したら・・ジークはんが髑髏会に加入してくれるとか」
「あ、暗殺ギルドに!?」
「嫌なのですか?」
もしそれを断ったら、ジェラールの事はこのまま分からなくなってしまうかもしれない。
「・・・いや、嫌じゃない」
「では、その仕事引き受けました。うちは特別遊撃部隊隊長・斑鳩どす」
そう告げると、斑鳩は他に2人連れて、ジェラールの元へ向かったのだった。

それからしばらく経って、3人はボロボロになって帰ってきた。
だが、ジェラールの情報は掴めたらしい。
『Rシステム』こと『楽園の塔』、ゼレフ、エーテリオン・・・。
ジェラールが妖精女王(ティターニア)を生贄に、ゼレフを復活させようと目論んでいた事。
そして、おそらくジェラールは滅竜魔道士に負けた事。
『楽園の塔』の崩壊。
・・・ジェラールはジェラールでなくなってしまったのだ。
それでもジェラールは絶対に生きている。
だから、必ず彼を助けなければ。
・・・・また、3人で暮らす為に。

だが、案の定ジェラールは新生評議院に捕まってしまった。
あれから自分は約束通り『髑髏会』に入ったので、もう評議院には戻れない。
ニナとも連絡は取れていない。
どうすればいいのか。
そう悩んでいた時だった。
「・・・ジークはん」
「斑鳩・・」
「エルザはん達が黙っているはずないのどす」
エルザ・・・エルザ・スカーレット。
ジェラールのかつての仲間だったと聞いた。
「だから・・・ジークはんに出来る事は・・」
「・・・・囮になる事、か」
囮になり、時間を稼げばいい。
そうすれば仲間達が助けてくれるはず・・・
「上手くいくのだろうか」
チャンスは一度だけだ。
「きっと、上手くいきます」
斑鳩が微笑んだ。
(これにかけるしかない・・・)



続く
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【2010/11/03 17:16】 | FT二次小説
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