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ニナは、ジェラールが楽園の塔崩壊後に行方不明になった後も捜索を続けていた。
もちろん、ジークレインの事も探していた。
結局ジェラールにジークレインの居場所を教えてもらえなかったのだ。
というか、単に居場所を知らなかっただけらしい(本人曰く興味が無かったそうだ)。
そして新生評議院が発足したとき、ニナもようやく評議員の一員となる事が出来た。
そんな矢先、ジェラールが捕まったと聞いた。
ジェラールは悪い奴なんかじゃない、誰かに操られていたんだと抗議しても、誰も聞く耳を持たなかった。
このままでは、ジェラールが処刑されてしまう。
しかも彼は記憶喪失だと聞いた。
自分やジークレインのことを思い出さないまま処刑されるなんて絶対に嫌だ。
どうすれば・・・。
そう悩んでいた、ある日の事だった。
「・・・おい、聞いたかニナ」
同僚の男が昼休みに、彼女に話しかけてきたのだった。
「ジェラールの兄だって名乗る奴が出てきたんだと。なんか責任者はジェラール本人だと思ってるみたいだけどな」
ジェラールの、兄・・・!?
「な、名前は・・!?」
「ああ、それがな・・・。ジークレインとか言うらしい。でもそれって、ジェラールの偽名じゃなかったか?」
どうして、ジークが・・・!?
「・・・・て、ニナ!どこ行くんだよ!!」
「・・・その事、出来る限り誰にも言わないでね!!」
「あ、ああ・・・」


その頃のジークレインは、高台の上にいた。
責任者はもちろんの事、ほとんどの評議員は自分はジェラールだと思っていた。
都合良い事に本物のジェラールは、今別の場所にいるらしい。
そして責任者まで勘違いをし、先程からずっと自分を見張っている。
(しかし困ったな・・。早く誰か来ないと、本当にこのまま処刑されちまう)
真剣に悩んでいたとき、そこにエルザたちが現れた。
そして、その場にいた責任者達は撃破される。
「ジェラール!」
エルザが自分の元にやってくる。
(おいっ、オレはジェラールじゃない!早く本物を助けてくれっ!)
とりあえず正体を現すと、彼女達は血相を変えて本物のジェラールを探しに行ったようだ。
「・・・ふぅ」
(そういえば、ニナはどうなったんだろうか・・・)
彼女が黙っているとも思えない。
しばらくあても無く歩くと、
「・・・・ジークレイン!」
「・・・ニナ?」
そこにいたのは、紛れも無くニナだった。
実に2年ぶりの再会となったのだった。

それから、数分後。
「・・・そうか。知っていたんだな、俺が別の場所にいる事」
「何となく、ね。でも、またこうして出会えてよかった」
「・・オレもだ」
「・・・・ジェラールも、助けられたみたいだね」
「ああ。・・・ニナはともかく、オレは何もしていないな」
「そんなことないって。ジークが囮になってくれたから、こうしてジェラールが助けられたんだよ」
にこっとニナが笑いかける。
その笑顔を見ているとなぜか顔が熱くなったので、ジークレインは急に話題を変えた。
「・・・・俺がギルドに入った事も知っていたのか?」
「あ、それは最近知ったんだけどね。・・加入、おめでとう」
「お前こそ、昇進おめでとう」
それがなんだか可笑しくて、2人とも噴き出してしまった。
だが、急にニナの表情が悲しそうに歪んだ。
「・・・・ジェラール・・、エルザさん達と暮らすのかな」
「そうだろうな・・・」
出来ることなら、もう一度あの日々に戻りたいと・・・2人は思った。


「・・・・ニナ」
「え?」
すっかり買い物に夢中になっていたニナは、ジークレインに声をかけられたことに驚いているようだ。
「・・・これから、『妖精の尻尾』に寄らないか?」
今は午後2時過ぎ。
まだたっぷり時間もある。
「・・・・ジェラールに、会いに行こう」
「・・・賛成!」
((たとえ記憶が無いのだとしても・・やっぱり会いたい・・・))



続く
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【2010/11/14 20:21】 | FT二次小説
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