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魔導士ギルド・『妖精の尻尾』のとある一角にある、オープンカフェ。
そこにはジークレインとニナ、ジェラールとエルザの4人が、それぞれ向かい合って座っていた。
「・・・・・そうだったのか・・・」
一通り話し終えると、ジェラールは少しうつむき気味になった。
「・・・・・」
エルザは内心はらはらしていた。
なぜなら、ジェラールがまた自分を責めてしまうんじゃないかと不安だったからだ。
だが、ジェラールは・・・・
「・・・今まで迷惑をかけてしまったようで、本当にすまない・・」
深々と頭を下げたのだ。
「・・・!」
「あ、いやそこまで気にしなくてもいいんだ。オレ達は・・ジェラールが無事なら、それでいいんだからな」
「・・・・で、ジェラールはこれからどうするの?ジークは『髑髏会』で働くし、あたしは評議院に残るつもりだから、あたし達は今まで通りなんだけど」
ニナの言葉に、ジェラールは少し戸惑ったようだった。
(・・・ジェラール・・)
そっと視線を外すエルザ。
少しして、ジェラールは顔を上げた。
「オレは・・・『妖精の尻尾』に入ろうと思う」
「「「・・・・!!」」」
その場にいた全員が息を呑んだ。
「普通なら・・・君達2人と一緒に暮らすかもしれない。だけど、オレには大切な人たちが出来たんだ。もちろん2人の事も大切なのは確かだけど、オレは『妖精の尻尾』で大切な人たちを守りたいんだ」
「ジェラール・・・」
いつの間に、こんなにしっかりしていたのだろうか。
(もうお前は・・子供じゃないもんな)
「・・・分かった。ジェラールがそうしたいなら、あたし達はそれでいいよ」
「・・・・ありがとう」
ニナとジェラールが言葉を交わした、その時・・・
「ジェラール!こんな所で何やってんだよ!早く仕事行こうぜっ!!」
「・・・ナツ。今行く」
「・・・もう話はいいのか?」
エルザが心配そうに尋ねる。
「ああ。・・じゃ、またいつか」
「じゃーねー」
「元気でな」
2人に見送られ、ジェラールとエルザは仲間達の元へ向かっていく。
「ジェラール、お前の初仕事だぞっ!」
「楽しみだな」
「ふふ、万が一のときは私がついているからな」
「あい!新・最強チームだよっ!」
「でも6人だと報酬が減るのよねー」
「ルーシィお前、ひでぇな・・・」
5人の仲間達の中で、ジェラールは本当に楽しそうに笑っていた。
「・・・これで、良かったんだよね」
そんな様子を見て、ニナが呟いた。
「・・・そうだな」
ジークレインもうなずく。
「・・・・さて。帰るかー。ギルドに」
「ん、そうだな。そろそろギル・・ドに?」
納得しそうになったジークレインは、そこで初めて気が付いた。
「ギ、ギルドにってお前・・・評議院に帰るんじゃ・・・」
「・・・・へ?ああ、あたし引っ越したんだよねぇ。ジークの部屋に」
「な・・何言ってんだお前っ!?そんな事聞いてないぞ!!」
「いいじゃん別に。仕事は分身に任せて自分は遊んでるって言ったでしょ?」
「仕 事 し ろ っ !!」
「するって。ギルドの仕事」
「そ っ ち じ ゃ ね ぇ !!」
散々怒鳴って疲れたのか、それとも怒る気力も無くなってきたのか、ジークレインはぐったりとうなだれる。
「えへへー。何の仕事しよっかな~♪」
完全にギルドで仕事をすることになっているらしい。
「・・・お前・・それって、同棲になるんだぞ?」
「・・・・あたしは、いいけど?」
い、いいだと!?
心の準備が心の準備が心の準備が!!
「・・・うわー、また妄想してるし。やだねー男は」
「してねぇよっ!!ただ、その・・・恥ずかしいというか、何と言うか・・・」
「はいはい。さっさと帰ろうよ」

その時、2人の顔が夕焼けと同じくらい紅く染まっていた事に・・・
どちらも気付いていなかった。

『ジェラール、どんな仕事してるんだろうな』
『さぁ?ジェラールの魔法も見てみたいな・・』


そして3人は、それぞれの道を歩いていく・・・。



終わり
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【2010/11/21 20:22】 | FT二次小説
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