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「エ、エルザ・・・?それは鎧、なのか・・・?」
「鎧だ」
彼女が身にまとっている衣服は、どう見てもサンタクロースの衣装にしか見えなかった。
それだけならまだしも、彼女の衣装は・・・その、大胆すぎるのだ。
胸を露出し、腹をざっくり開け、ミニスカにロングブーツ。
「だ、大胆すぎないか?それ」
「いつもの事だろう」
言い切ったなオイ。
「そんなことより、早くそこら辺に座って何か食べようじゃないか。いちごケーキがないのが残念だが、チーズケーキもあることだし・・・まあいいか」
え、もうデザートの話?
(でも・・・プレゼントはアレにしておいて正解だったな)
ジェラールもとりあえず座り、肉など適当なものを皿にのせる。
今日はクリスマスパーティということもあってか、豪華なご馳走がテーブルに並んでいた。
隣のエルザはというと、素早く主食を食べ終え、すでにデザートへ突入している。
(早っっ!!)
「もぐもぐ・・・やはりチーズケーキは基本中の基本だな・・・む、タルトまであるのか・・なかなか気が利くではないか・・・もぐもぐ」
何が基本中の基本なのか、さっぱり意味が分からない。
(本当に、好きなんだなぁ・・・)
エルザのことを「早っ」と言っておきながら、それ以上のスピードで手を動かしているジェラールであった。


「・・・満足か?」
エルザが食べ終えるのを見計らって、ジェラールが尋ねる。
「うむ。存分に食べつくしたしな」
結局彼女はケーキだけでなく、全種類のデザートをコンプリートしたのだ。
「・・・そうか、それは残念だな。エルザのために用意してきたのに」
彼がクリスマスプレゼントとして用意してきたものは・・・・
「・・・・いちごケーキっ!!」
特大いちごケーキだった。
思わず飛びつくエルザだったが、ケーキは彼の背後に隠されてしまう。
「・・・あれ?さっき満足とか言ってたような気が・・・」
ジェラールは意地悪くエルザを見下ろす。
「・・・・や、やはりシメはいちごケーキだよなっ!!なっ!?」
必死な表情で訴えるエルザ。
ジェラールはわざとらしく大きなため息をつく。
「仕方ないな、特別だぞ。これで終わりだからな」
「もちろんだっ!!はぐはぐはぐはぐ・・・・」
彼女がケーキを食べ終えるのに、そう時間はかからなかった。

「ジェラール、見てみろ。綺麗な一番星だな」
エルザの視線をたどってみると、確かに窓の外から一番星が見えた。
曇り空の中で輝く一番星。
「・・・だな。外に出てみるか?」
「いや、いい。・・・・こうして見てると、窓枠のフレームの中に空と星が収まってる気がして、何となく気に入ってるんだ」
「ただ単に寒いからじゃ・・・」
「むっ、何だ人がいい話をしてやったのに・・私をなめるんじゃないぞ」
やっぱり寒いからなんじゃ・・。
ていうかそもそも、エルザの事をなめているつもりはない。
「・・・・ジェラール」
「?」
「私からのクリスマスプレゼントは・・・その一番星だと思ってくれ」
「一番星?」
「そうだ。流れ星じゃないが、何か願い事でも唱えてみたらどうだ」
「あのなあ・・・・」
なんで一番星に願い事を唱えなきゃいけないんだ。
「いいから」
きらきらと目を輝かせるエルザ。
つまりは自分の願い事が聞きたいだけらしい。
願い事なんて1つしかない。
「『ずっとエルザと一緒に居れますように』」
「・・・・・じゃあ、私も・・『ずっとジェラールのそばに居れますように』」
その瞬間、一番星がきらっと強く輝いたように、2人には見えた。

『エルザ・・・1つ思い出したことがあるんだ』
『思い出したこと?記憶がか?』
『ああ。オレの使った魔法』
『・・・どんな?』
『流星(ミーティア)』



③に続く
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【2010/12/24 19:31】 | FT二次小説
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