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「ええっ!?ガジル、歌作ったの!?」
と驚いたのはレビィ。
「た・・たいした歌じゃねぇぞ」
「ううん、かっこいいよガジル。歌って歌って」
「う・・・わ、分かった。・・・・おいっ、ステージ借りるぞ!!」
すると、彼の近くに居た男が明らかに不満げな声を出した。
「ガジルー、今日はこれからミラちゃんの歌があるんだよ。悪いけどまた今度に・・・」
「うるせぇっオレは歌う気満々なんだよ!!」
「さっきまで渋ってたくせに・・・」

・・・・確かに、たいした歌じゃなかった。
『♪~路地では猫が殴り合い』
「「殴り合いっ!?冒頭から暗っ!!」」
思わず叫んでいる群衆とレビィ。
『~隣じゃばあさんの自転車がひったくられ』
「「自転車ごとひったくるんだ!?まず荷物じゃね!?」」
『~そんな駄目な世の中 お前は何を見てる?』
「「・・・・・・」」
『~♪オレは不器用だけど 器用なお前の背中見てた
   何もかもオレよりかっこよくて だから憧れて
   でも追いつけなかった ゴメンな
   お前のそばに居て 抱きしめてやりたかったのに・・・』
「・・・ガジル・・」
「う・・いい歌じゃねーか、レビィ」
「ガジルが作ったんでしょ!!」
「・・・・2番」
まだ続きはあったらしい。
『♪~雨上がりの空 もう雲は去ったはずなのに
  ~いつまでもこびり付いてた あの空が
  ~オレは どこを見てるんだ?
  ~本当は分かっていたけど 見つめられなかった
   何もかもまぶしくて でもお前は離れて行って・・
   恐くて見れなかった ずるいよな
   お前の後ろにいて 背中押してやりたかったのに・・・』
ジャン。
ギターの音で、レビィははっと我に返った。
「・・・変な歌だよな」
「そんな事ないよ。確かに最初は変だけど」
「・・・・・・そうだよな、変だよな・・」
(しまったぁぁ!!)
つい口が滑って余計なことまで言ってしまった。
「あ、あのね。なんかガジルの歌・・すごく心に響くんだ。淋しくて悲しい歌なんだろうけど、その・・・ガジルの思いが伝わってくるというか」
「・・・無理すんなよ」
「してないよ!あたし、ガジルの歌も・・ガジルの事も、好きだから!!」
「!!?」
ガジルは驚きのあまりギターを落とすところだった。
「・・・ずっとガジルの事、怖い人なんだって思ってたけど、そうじゃないって事が分かったんだ。本当は面白くて、優しい人なんだって」
「・・・・オレも、お前がこんなに優しいなんて思ってなかった」
「ガジル・・・誤解しててごめんね」
「オレの方こそ、お前のこと傷つけて・・悪かったな」
思わず抱き合う2人。
そんな2人を、他のメンバーは黙って見つめていた。
良かったな、と言うように。
「・・・・あ、そうだ。ガジルにクリスマスプレゼント、渡そうと思ってたんだ」
「お、おお・・・」
「はい!」
レビィは、その場で文字を作ってみせる。
鉄で出来た文字だ。
「お、美味そうじゃねーか。ちょうど腹が減ってたんだ。ガジガジガジ・・・」
「・・・一気になくなったね」
「悪いか?」
食べつくしてしまったガジルがギヒッと笑う。
(・・・いつものガジルだなぁ)
彼女はもう、彼の事を怖いとは思わなかった。

ただ・・・彼よりも怖い者が2人だけいた。
「「ガージール~っ!!レビィを返せーーっっ!!」」
「何だ、てめぇら・・怖ぇよ」
「ジェット、ドロイ・・やめようよ・・・」
もちろん、ジェットとドロイ以外に該当する者はいない。



④へ続く
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【2010/12/24 19:32】 | FT二次小説
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