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最初こそ騒いでいた一同だったが、今現在はだいぶ静かになっている。
それは皆が疲れてきているからなのか、それとも・・・
「・・・何、ここ・・」
「廃村、だよ」
「廃村!?」
辿り着いた場所が、この廃村だからなのか。
だが、予想外の事態が起こった。
「すす、すげえぇぇぇ!!ハッピー、腐ってるぞー!!」
「ナツー、あんまし触っちゃ駄目だと思うよー」
「すごい・・何年経っているんだろう」
「何年どころではないな。何百年・・・いや、何千年と言ったところか」
またしても一同が騒ぎ始めたのだ。
「・・・あのー、皆さーん・・・先に進んで良いですか・・?」
「おっ、おう!」
「あいさ!」
とりあえず先に進む意欲は出たようなのでほっとした。
そんな中、ジェラールだけは浮かない顔をしていた。
「どうした、ジェラール」
「・・・・いや、何でもない」
どう見ても何でもない感じはしなかったが、皆に迷惑をかける訳にはいかないので、エルザはそのまま先へ進んでいく。
「・・・・・」
彼は、どうしても街で起こった出来事を忘れられなかった。

「君、名前は何と言うのかね」
いきなり街で老人に声をかけられた。
「あ・・ジェラール、です」
「ジェラルド!?」
とんでもない勘違いをされたので、ジェラールはあわてて否定する。
「違います。ジェラール、です」
「ジェラルド・・・」
だから違うっての。
「ジ ェ ラ ー ル 、です」
「ふむ・・・ジェラルド君」
あの、話聞いてます?てか聞こえてます?
「主と同じ名前の者がこの街に居るのだよ」
「え・・ジェラルド、って言う人が?」
「今は樹海に用があるらしくてな、泊りがけらしい。探してみると良いぞ」
樹海・・・まさに、自分の目的地であった。

樹海の最深部に近づいたところで、くりすがいきなり声を上げた。
「あーっ、ジェラルド!」
ぴくっとジェラールの身体が反応する。
「久しぶり、くりす。今・・魔物、何匹斬った?」
「24578匹」
「そうか。俺はまだ120匹だ」
奇妙な会話のやり取りを、ぽかんと見つめる一同。
初めてナツがジェラルド(?)を指差し、こう言った。
「お前、ジェラールって言うのか?」
((違ぇよっ!!ジ ェ ラ ル ド、だよっ!!))
一同が密かにツっこむ。
「ナツ、そしたら『アナザージェラール』じゃない?」
ハッピーも本気でそう思ってるらしい。
「馬鹿、それじゃ『もう一人のジェラール』だろ。『三人目のジェラール』は・・・何て言うんだ?」
「多分、three Jellal」
ハッピーは妙に流暢な英語を披露してみせる。
「おおっ、ナイスハッピー!」
((『three Jellal』じゃ、『三人のジェラール』だろっ!!))
「じゃ、お前・・今日から『T・J』な」
勝手に意味不明なあだ名をつけるナツ。
「・・・・・・はっ??」
当のジェラルド(?)は、やはり意味不明だと言うように固まってしまう。
「・・・ナツ、やめないか。ジェラールではなく、ジェラルド、だ」
呆れきってエルザが教えてみるが、
「良いんだ!!『TJ』なんだ!!」
ナツは言う事を聞かない。というか、話を聞かない。
とにかく、これでは話が進まないのでくりすが仕切った。
「ジェラルド、どうしてここに居るの?」
「ここの最深部にある『石版』に興味があったんだ」
「えっ、ジェラルドも!?」
「うん、だけど中には怖くて入れない」
くりすが眉をひそめた。
「どうして?ジェラルドなら、この先にいる魔物なんて一発で倒しちゃうでしょ」
「それが、そうでもないんだよ」
「「!?」」
「この先の敵が、異常に凶暴なんだ」
ジェラルドは、落ち込むように肩を落とした。
そんな様子を見て、
「おうっ、任せとけ!オレ達が倒してやる!」
ナツが拳を上げた。
「ナツ、あたし達・・まともに戦ったこともないのよ。いきなりは・・・」
「やってみなきゃ分かんねーよ。じゃ、先に行ってるな!」
ナツは1人で行ってしまった。
「ナツー!待ちなさいよー」

・・・この後待ち構えている、敵の正体さえ知らずに。
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【2011/01/02 19:53】 | その他二次小説
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