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あいつがいなくなってから一年が過ぎた。
・・・なぜ、こんなにもあいつは俺たちから逃げているのかが分からない。
なにか、あったのだろうか・・・。
いや、生きているのは間違いないのだ。
ギルドのセルキーから目撃情報があったが、すぐに逃げられた。
たぶん、吹き飛ばされて見失ったのだろうと思う。

今日も夕方までそんな事を考えていた。
だが、ユークの転移装置の調子が悪くなっている、と誰かが言っていたのをふと思い出し、やっとこの『モーグリの森』のユークギルドまで来たのだ。
だが、そうしている間に辺りはもう真夜中だ。
いくらユークとはいえ、さすがにこんな時間まで起きているものはいないだろう。
今日はどこかへ泊まろうか、と思っていると向こうに人影が見えた。

・・・・・・・・まさか・・・・・。

「あっ、あのー・・・」
「は、はいぃ?」
違った。
リルティの少女だった。
いや、少女なのかは分からないが・・・、服装からして少女だろう。
「あ、いや人違いでしたすいませ・・・」
と青年は引き返そうとしたが、すぐに腕をつかまれた。
「・・・どこかで見たことある顔だなぁ・・・」
一瞬青年はきょとんとしたが、すぐにこう答えた。
「・・・ああ。俺はクァイス。セルキーギルドのギルドマスターだ」
「・・・・・・・ああ!」
思い出した、というように少女は手をぽんとたたいた。
・・・自分が怪しそうにしている目で見ていたのだろうか。
少女はあわてて付け足した。
「あ、あの、私名前は・・・キルティって言うですー。えと、新しい仲間ができたですけど」
眠れなくて、と少女は言った。
・・・・・そういうことか。
「ところで、一応聞いておくけどその仲間さんの名前は?」
「・・・・・イルって言いますー。セルキーですー」
どこかで聞いた事のある名前な気がしたが、気のせいだろうとクァイスは思った。
「では、もう夜も遅いので失礼します。・・・どこか、宿はありますかね?」
「ああ、向こうのホテルならまだ営業しているようですよ」
「ありがとうございました。では」


・・・・・・・ふう。
危なかった。
こんなところで、私とレイル様が見つかるわけにはいかないのだ。
しかし、このままずっと外にいるわけにもいかないので、部屋に入る事にした。
(あー、今日眠れるのかな・・・)


「おう。どこ行ってたんだ」
部屋に入るといきなりレイルに声をかけられた。
「・・・・レイルさんこそ、こんな時間までなにやってるですか」
「俺か?ただ眠れないだけだ」
「私も、眠れないから外行ってただけです~」
「・・・・なぁ、今クァイスとかいうやつが来なかったか?」
レイルは突然話題を変えた。
「・・・なんで分かったですか?」
「・・・いや、ただ窓から見えただけだ。俺のことは言ってないみたいだしな。それならいい」
おやすみ、といってレイルはまた眠った。

・・・・・・・ん?
何だろう、この布。

・・・・・・毛布?
(レイル様ってやっぱりクラヴァットっぽいな・・)
困ってる人を放っておけないのだろうか。

夢なのだろうか。
顔にふわふわしたものが当たった。
・・・・まさか。
キ・・・・・・・

「おい、朝だぞ」
「・・・・・・・・」
(いいところで・・・)
まあ実物のほうがいいよな、と思いながら朝食の準備をした。
「・・・あれ?まきが増えてるですー」
「ああ、俺が買っておいた」
「ありがとうですー」
「・・・今日の朝食は何だ?」
「うーん・・。もう食料もないし・・・。・・・ギルドには・・・」
「まだないな。装置を運ばないと当分ダメだろ」

「・・・・・・・・・・あ」
「・・・それはだめだ」
「なにがです?」
とリルキィは言いながらドアのほうへ向かっている。
「人から盗むのはやめろ」
「え?モーグリからですよ?」
「同じようなもんだろ!!」


という事で、俺たちは今セルキートレインに乗っている。
モーグリの森に例の装置を設置するついでに、そこで朝食をとることにしたのだ。
「でも、きのこスープが飲めてよかったですー」
「ああ。セルキートレインも近いしな」
「・・・で、次は・・・と」
「監獄砂漠駅まで行って、そこから橋の街を経由して、そこから東部開拓地まで行くですね」
「ああ。道のりは長いが、そこからまた葡萄農園まで行かなきゃならないからな。
 ・・・まあ、チョコボを使えば少しは早く行けるだろ」
「あ、着いたみたいですー」


ここから、二人の運命は大きく変わっていくことになる・・・。



続く
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【2010/04/01 16:49】 | FFCC二次小説
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