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エアルは剣をぎゅっと握り締める。
(さっきまでの戦いで、大分魔力を消費した・・か)
あまり魔力は使えない。
無駄にする訳にはいかない。
彼女は、隣で倒れている青年を見る。
(オリオンの為にも・・・)
そういえば、彼は黒騎士長の事を化け物だと言っていた。
確かに強いが、まだ『化け物』のように強い魔法があるのだろうか。
(・・・どういう意味なんだろう)
そう考え込んでいた時。
「『暗黒の旅(ダーク・トラベル)』」
黒騎士の剣に魔法が宿った。
エアルは瞬時に身構え、それに対抗すべく彼女もまた、魔法を発動する。
「召喚・『聖なる白鳥(ホーリースワン)』!」
そして、魔法に向かって剣を振る。
「!!」
黒騎士長は思わず息を呑んだ。
確実に当たるはずだった魔法が、今この少女によって打ち破られたからだ。
その隙を、彼女は見逃さなかった。
「『天の輝き(トウィンクル・スカイ)』!」
ビッ。
僅かに彼の身体を掠っただけとはいえ、攻撃力が高い分少しはダメージを食らったのだろう。
「う・・・」
ほんの少しだけ、黒騎士の身体がよろめく。
だが、それも一瞬だった。
「『黒騎士の翼』」
「なっ・・!」
彼が発動した魔法に、エアルの身体が強張った。
(黒騎士の魔法の中で、最強の魔法・・!?)
これではエアルも到底敵わない。
勝てる確率を少しでも高くするには、自分も最高の魔法を使う他無い。
(でも、魔力が・・)
『光の導き』は結構魔力を使うので、しばらくは使えない。
やむを得ず発動された魔法・・・
「『聖なる白鳥(ホーリースワン)』」
防御力を上げておく事にしたのだ。
「・・・またそれか。そんな物では『黒騎士の翼』は防げない」
彼は、ふっと嘲笑うように微笑んだ。

確かに、その言葉の通りだった。
ギュン。
「!?」
攻撃のスピードが速すぎる。
ガッ!
「く・・っ」
剣で防ごうとしても間に合わない。
キンッ。
辛うじて受け止めたが、その重さに耐え切れず倒れこんでしまう。
「っ・・」
「くく・・もう力尽きたのか」
エアルの上に立ちはだかる黒騎士。
そして、彼女は次の言葉に耳を疑った。
「悪いな。そろそろ腹も減ってきたし・・喰わせてもらう」
「!?」
(ま、まさか・・)

『あいつは・・・化、物・・だ』



続く
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【2011/02/07 20:57】 | オリジナル小説
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